長浜市議会議員選挙 公開質問状回答(長浜市における大型風力発電事業計画および環境保全に関する公開質問状)

長浜市議会議員選挙(2026/7/12(日)告示、7/19(日)投開票)

質問状送付について

すみつなぐ高時川では、7月12日に告示された長浜市議会議員選挙の立候補予定者に対し、「長浜市における大型風力発電事業計画および環境保全に関する公開質問状」を提出し、その回答を得ました。以下に個別回答へのリンクおよび回答のサマリを掲載します。

公開にあたって
  • 郵送、FAXでの回答は、スキャンした原文をそのまま掲載します。
  • フォームでの回答は、フォームのスクリーンショットを掲載します。
  • 閲覧性向上のためテキスト版を併記します。疑義がある場合は原本画像をご確認ください。
  • 公開後の撤回・差替えには原則として応じません。ただし、明らかな事務的誤りについては訂正を受け付けます。
個別の回答はこちら

候補者の回答のまとめ PDFはこちら

長浜市議会議員選挙候補者

 大規模風力発電事業計画に関する質問事項 まとめ

回答(50音順、選挙ポスター表記):

伊藤きくお、いわかわ信子、おおすがゆうみ、大橋のぶゆき、
押谷まさはる、加納よしゆき、北川あきひろ、坂井ひさやす、
さたけてるゆき、すぎもと英一、千田さだゆき、高山とおる、
竹本なおたか、田中まさひろ、中川リョウ、なかじまやすお、
橋本のり子、福永しん、福永光信、藤井のぼる、ふじの秀峰、
藤本たかあき、ほこ山のり子、まつもと長治、
村山さおり、矢守あきお、よつづか博邦 (27名)
回答なし:しみず達也、中川いさむ (2名)

【1】2022年8月、長浜市北部地域を襲った豪雨によって、高時川では長期にわたる濁水問題が続いており、様々な影響が出ていることをご存知ですか? (選択式回答)

◯はい(回答者全員)
◯いいえ 

【2】高時川の濁水問題による影響として、以下の事例が報告されました。特に問題だと考えるものを選んでください。(複数回答可) 

▢高時川上流の漁協による遊漁営業の一時的な停止
▢鮎の産卵環境の悪化による高時川下流の漁協への影響
▢農業用水路への泥の堆積による泥あげ作業の負担増
▢揚水ポンプの故障や消雪設備の目詰まり
▢キャンプ場などでの川遊びへの影響
▢中流域の井戸の枯渇(目詰まり)

上記以外の影響があれば教えてください:(50音順)

(岩川)いずれの項目も地域住民の暮らしや産業、自然環境に関わる重要な課題であり、特定のものだけを優先することはできません。農業、漁業、生活環境、観光、河川環境など、それぞれが相互に関連しているため、総合的な視点で原因究明と対策を進めることが重要であると考えます。

(北川)川床が土砂を含んだ濁水で浅くなり、高時川の生態系が変わってしまわないかと心配しています。また農業用水にも大きな影響が出ます。

(千田)地球温暖化の影響なのか、自然環境の予測が難しく、気温の上昇、線状降水帯の発生等、異常気象の常態化が

(高山)清水が流れる川周辺の景観、癒し効果破壊

(中嶌)河川環境の悪化

(藤井)河川生態系への影響

(鋒山)関連・付随する事項

(四塚)土砂流出により良好な川の瀬と淵が礫で埋もれ消失し、鮎の定着場所が無くなった。併せて、濁水により良質な珪藻が育たず、鮎が釣れないことから県外からの来客の減少により経済効果の低下がみられます。

【3】既に廃業したベルク余呉スキー場跡地は高時川濁水問題の原因である土砂の主要な発生源の一つとされています。また、過去に森林法に違反して滋賀県による是正指導を受けた場所でもあります。昨年、風力発電事業者により是正工事が完了しましたが、当時造成された谷埋め盛土は未だに現地に残っています。
 そのベルク余呉スキー場跡地が、長浜市余呉町中河内地区で計画されている風力発電の建設予定地に含まれていることはご存知ですか? (選択式回答)

◯はい:伊藤、岩川、大菅、大橋、押谷、加納、北川、坂井、佐武、杉本、千田、髙山、竹本、田中、中川亮、中嶌、橋本、藤井、冨士野、藤本、鋒山、松本、村山、矢守、四塚
◯いいえ: 福永晋、福永光信

 【4】 長浜市は現在、人口減少、防災、インフラ維持、地域産業維持など、多くの課題を抱えています。
 その中で今回の大規模風力発電事業が、将来新たな環境・防災・財政上の課題になると考えますか? (選択式回答)

◯大きな課題になる:伊藤、岩川、大橋、押谷、北川、坂井、杉本、千田、髙山、中嶌、橋本、藤井、冨士野、藤本、村山、矢守
◯一定の課題になる:加納、竹本、田中、福永晋、福永光信、鋒山、松本、四塚
◯課題にはならない:中川亮

(選択肢がなく「回答保留」にした者:大菅、佐武)

(そのため上記円グラフは、出馬予定回答者27名ではなく、25名分で作成)

理由・ご意見:(50音順)

(伊藤)関西でも最大級の陸上風力発電計画は、鳥類や動植物への影響を始め、森林伐採による土砂流出や濁水、景観や騒音への影響などが懸念されており、大きな課題であると考えます。

(岩川)長浜市は人口減少や防災、インフラの維持、地域産業の振興など多くの課題を抱えています。そのような中で、高時川の濁水問題など環境や防災への懸念が解消されていない地域で大規模風力発電事業を進めることは、新たな環境・防災・財政上の課題を生む可能性があると考えます。 地域住民の安全・安心と豊かな自然環境を最優先に考え、十分な検証と合意形成がなされていない現時点では、大きな課題になると考えます。

(大橋)大規模開発による地形の変更により、山崩れ・河川の反乱・濁水等が発生する可能性が大きく、インフラを整備し市民の生命を守るための財政支出が必要になると考えられる。

(押谷)設置に向けた道路による土砂、豪雨による土砂の流出が心配されます。

(北川)漁業や農業に影響が出ます。また、風力発電による環境被害は台風や地震の際、土砂崩れなどによる災害が大規模化する恐れを含みます。そうなると災害時に市の貯金である基金を取り崩すことになります。

(佐武)現時点で公開されている資料(インターネット等を通して入手可能なもの)が乏しいため、将来課題になることは予想されるものの、その程度が判定できないため、現時点では回答を保留する。

(千田)そもそも、対象用地の土質が崩れやすく、風車の高さ分地下に基礎が必要で、土地を掘れば必ず崩壊する。低周波振動など、経験したことのない影響が出ると思う

(高山)森林河川の環境破壊は、生態系破壊でもあり、漁業・防災・景観・観光に多大なマイナス影響を及ぼすと考えます。

(竹本)風力発電事業終了時の撤去の問題

(中川亮)本事業については、事業者が関係法令に基づく環境影響評価(環境アセスメント)を適切に実施し、その結果を踏まえた上で、事業者の責任において進められるべきものと考えています。 一方で、地域住民の生活環境や自然環境への影響については十分な配慮が必要であり、事業者には丁寧な説明と適切な対応を求めます。 また、計画地である旧ベルク跡地については、長期間にわたり利活用が進まなければ施設や周辺環境の荒廃が進み、地域にとって新たな課題が生じる可能性もあります。 そのため私は、環境保全と地域活性化の両立を前提として、法令に基づく手続きを経た上で事業が検討されることは意義があると考えています。

(中嶌)材料搬入経路は、厳しい場所であり、設置道路による山の環境悪化を心配しております。

(福永晋)環境に影響を与えることは間違いないと認識している。防災および財政上の課題につながるかは現時点で評価が難しい。

(福永光信)安定電源供給としての課題が残る。地域産業への貢献度も未知数である。

(藤井)風力発電事業は、民間事業者による事業ではありますが、その影響は決して事業者だけにとどまるものではありません。施設の老朽化や事業者の撤退、さらには豪雨や地震などの災害発生時には、最終的に行政が対応を求められる場面が生じる可能性があります。

また、工事や維持管理に伴う道路や資産施設への影響、さらには復旧や安全対策に要する行政コストなど、将来的に市民負担につながる懸念も否定できません。

長浜市は現在、人口減少や少子高齢化への対応、防災・減災対策、老朽化する公共インフラの維持管理など、多くの重要課題を抱えています。限られた財源をこうした喫緊の課題に集中すべき状況において、新たな財政的・行政的リスクを抱える可能性のある大規模風力発電事業を進めることには賛成できません。

将来世代に新たな負担や不安を残さないためにも、環境面、防災面、財政面への影響を十分に見極め、市民の安全と安心を最優先に考えるべきであり、私は本事業には反対いたします。

(冨士野)長浜市は人口減少・防災・インフラ維持など多くの課題を抱えており、その中で高時川流域の水環境悪化は、農業・漁業・観光といった地域産業の基盤を直接揺るがす問題です。加えて、建設予定地が過去に森林法違反で県の是正指導を受けた場所と重なることは、防災・治山の観点からも看過できません。 私自身、支援活動として能登半島地震の被災地支援に入った際、現地の風力発電施設が地震で被害を受け、長期間にわたり稼働停止のまま放置されている状況を目の当たりにしました。大規模な再エネ施設は、一度災害に遭えば地域にとって「負の遺産」となりかねません。 風力発電機は「風の力」だけで自立して動いているわけではなく、制御システムの稼働には外部からの電力供給が不可欠という構造的な問題もあると学びました。実際、能登半島地震では風力発電施設全てが停止しましたが、これは構造的な破損・安全装置の作動に加え、施設を動かすための電源が地震で使えなくなったことも要因とされています。蓄電池の併設や自立起動機能を備えれば災害時にも地域へ電力供給できる技術は存在するようですが、本事業についてはそうした防災設計は現時点の公表資料に示されておらず、大手電力会社への系統売電に特化した従来型の計画です。立地的にもマイクログリッドは構築できず、エネルギーの地産地消化や災害時に地域を支える電源にはならない可能性が高いと考えます。 一方、本事業で得られる電力は北陸電力などへ売電される計画であり、長浜市民の暮らしに直接還元されるものではなく、国内全体の電力需給に対するインパクト(試算では半減案で0.05%以下)と僅かです。固定資産税収は一定程度見込めるものの、事業区域は長浜市と福井県南越前町にまたがるため税収も按分されます。地元への恒常的な雇用創出効果も限定的とみられ、得られる財政的便益は限られたものにとどまると考えられます。得られる便益に対し、地域が負う環境・防災上のリスクが大きく、財政面だけでなく環境・防災面で新たな負担を市にもたらす可能性が大きいと考えます。

(藤本)高時川上流の大規模風力発電事業は、水源地や森林環境への影響、土砂災害リスクの増大、生態系への影響など、多くの課題が指摘されています。長浜市は地域医療、防災、人口減少対策など優先すべき課題を抱えており、新たな環境・防災リスクを招く事業は進めるべきではないと考えます。

(鋒山)長浜市の著しい人口減少から今後ますます、厳しい財政運営が求められる。その中でこの事業の影響は想像できるがもう少しデーターとしてあればと思い、一定の課題としました。

(松本)環境や防災への影響を十分に検証し、安全・安心を最優先に判断することが最も大切です。その一方で、地域の皆さんのさまざまな思いを真摯に受け止め、事業の見直しも含めて丁寧に進めるべきだと考えます。

(村山)風力発電の稼働寿命は20年程と聞いています。ただの巨大な建造物となってしまった時に、誰が費用を負担して撤去するのか。また、貴重なブナ林を広範囲にわたり伐採したり、深く掘削して作られる基礎コンクリートを原状回復するのは不可能と考える。

(四塚)事業規模も大きい事から、スキー場跡地より大規模造成が予想され、大規模な風水害が発生すれば、高時川のみならず琵琶湖への水質・魚類への影響が出ると推察されることから、環境・防災上の課題が懸念されると考えます。

【5】長浜市余呉町中河内地区で計画されている風力発電事業について、現時点でのお考えに最も近いものをお選びください。(どれか一つに選択式回答)

◯計画に賛成:中川亮
◯計画は見直すべき:伊藤、加納、坂井、田中、福永光信、冨士野、松本、矢守

◯計画は中止すべき:岩川、大橋 、押谷、北川、杉本、千田、髙山、竹本、中嶌、橋本、藤井、藤本、村山、(坂井・・・中止すべきにも◎)
◯ 判断保留:大菅、佐武、福永晋、鋒山、四塚

上記回答の理由・ご意見をお聞かせください:(50音順)

(伊藤)十分な議論がなされていない状況であること、後世に悔いの残るような計画であってはならないことをふまえ、「脱炭素と自然保護をどう両立させるか」の議論を深めるための見直しは必要で、中止という選択肢も在り得ると考えます。

(岩川)現時点では、高時川の濁水問題の原因や再発防止策が十分に解明・検証されたとは言えず、住民の不安も解消されていません。 また、計画地には過去に森林法違反による是正指導を受けた場所も含まれており、豪雨時の土砂流出や災害リスクへの懸念が残っています。 再生可能エネルギーの推進は重要ですが、それは地域住民の生命・財産や自然環境の保全と両立して初めて成り立つものです。現状では、その前提が十分に確保されているとは言えないため、本計画は中止すべきと考えます。 濁水問題は、漁業や農業だけでなく、地域住民の生活や地域経済全体に影響を及ぼしていると考えます。景観の悪化や河川への親しみの低下、観光・交流人口への影響、河川環境や生態系への長期的な影響も懸念されます。 また、濁水対策や泥の除去などに要する行政コストや地域住民の負担が増加していることも重要な課題です。一日も早い原因究明と抜本的な対策を講じ、安心して暮らせる地域環境を取り戻すことが必要であると考えます。

(大橋)現段階で様々な指摘に対して明確な回答がないため(事業を停止した場合において、機器撤去の資金調達方法/環境、アセスの客観的なデータ等)、なお民間企業の営利事業に対して法的に瑕疵がなければ中止を求めることはできない。猛禽類に対する影響・自然環境への影響・漁業への影響等だけでは一部の環境保護団体の反対と捉えられかねない。また、事業会社が市民に対して説明責任を果たしていないと訴えても、今年開催された説明会の参加者数を見ても、参加者が少なく、長浜市民の多くが他人事としてとらえている。自然災害・防災において自分自身の生命財産に影響があることを多くの長浜市民に理解してもらう必要があると考えます。

(北川)何もいいことはありません。そもそも日本は風力発電に不向きな自然環境であることは他自治体の事例を見ても明らかです。なぜ、やる必要があるのか。

(坂井)中止すべきにも◎・・・条件次第

(佐武)当該設問に関しては【4】と同じく、私の立場で入手できる判断資料が乏しい。計画については別紙事由(https://www.さたけてるゆき.com/category/activity/)につき、アセスメント・住民対話も含め時間をかけて慎重に議論すべきと考えている。

(千田)企業は、環境省、環境アセスメントなどハードルをクリアすれば可能になるため、時間稼ぎをしているように思うことを知っている。時間をかけて、

(高山)尾根における森林伐採や山肌露出は、高時川(淀川源流)濁水問題をさらに深刻化させ、猛禽類をはじめとする鳥類や他の生物の生息地を脅かし、希少生物の住めない地域にしてしまう。また越冬水鳥の渡りルートにもなっており、琵琶湖周辺の中でも最大の湖北野鳥公園が、最悪のバードストライク地帯になり、風力発電が憎悪の的となるのではないでしょうか。今後は、地産地消で、真に自然環境に優しい再エネルギーの小規模開発こそ目指すべきではないでしょうか。

(竹本)将来的に意義ある事業としての存続への疑問。環境への問題。

(田中)風力発電にかぎらず再生可能エネルギーなどは、利権がらみの事業の一端で、メガソーラー共に規制をかけるべきものである。国の助成金でなりたつビジネスモデルはろくなものはなく、元をたどればSDGs17なんて、国連という名の戦勝国クラブのあほな目標に、敗戦国として付き合わされているばかばかしさに起因している。もう少し国連の悪らつさに気付けと思う。SDGsをうたがえよ。多文化協生とか、誰一人とりこぼさないとか、ポリティカルコレクト・グローバルなんて美しい言葉をうたがえ。自分の頭で考えてみろと。

(中川亮)私は本計画について、事業者が法令に基づく環境影響評価(環境アセスメント)を適切に実施し、その結果を踏まえて進められることを前提に賛成します。 その理由は第一に、エネルギーの海外依存が続く中、再生可能エネルギーの導入は国全体のエネルギー安全保障や脱炭素社会の実現に資する重要な取り組みであると考えるためです。 第二に、計画地である旧ベルク跡地は長期間にわたり十分な利活用が進んでおらず、今後も放置されれば施設の老朽化や周辺環境の悪化など、新たな地域課題が生じる可能性があります。民間投資による土地の有効活用は地域にとって有益な選択肢の一つであると考えます。 第三に、本事業による固定資産税収や関連事業による経済効果など、地域に一定の利益をもたらす可能性があります。人口減少が進む中、地域経済を支える民間投資は重要な要素です。 もちろん、自然環境や景観、騒音等への懸念については真摯に受け止める必要があります。しかし、それらについては環境アセスメント制度や関係法令の中で科学的・客観的な検証が行われるべきであり、その結果に基づいて判断されるべきと考えます。 私は、環境保全と地域活性化の両立を図りながら、適正な手続きを経て事業が進められるのであれば、本計画は地域の将来にとって有意義な選択肢の一つであると考えています。

(中嶌)これまで、説明会に参加しましたが、参加の日は中止され、その後の説明会開催がわからずたくさんお聞きしたいことが市民への情報不足により、知りたい事がわからない状況です。

(橋本)今、山の尾根づたいの風力発電は見直されています。地上であっても、海上であっても見直されています。また、ブレードの内部からの破損により、折れて落下し、事故につながっています。ましてや、余呉中河内での発電事業は、大規模開発となり、自然環境を大規模に壊すことでもあります。地元の賛成される事情はわかりますが、一端立ち止まって見直し、将来的に中止すべきと考えます。

(福永晋)この件について、十分な情報を持っていないため。風力発電事業における懸念については耳にするが、自治体や国、市民や企業にとってこの事業がどのような意味を持っているのかを把握した上で総合的に判断することが重要だと考えている。

(福永光信)現地で見てオランダ・秋田の風車もメンテナンスで稼働していないものもかなりある。アメリカの風車も含めて大型であり、日本のモンスーン気候にカスタマイズする必要があるが、そうは思えない。加えて海外製がほとんどであり、サービス部品の供給にも不安が残る。

(藤井)ベルク余呉スキー場跡地における新たな大規模開発、特に風力発電施設の建設については、その立地が抱える深刻な問題とリスクを看過することはできません。

この場所は、過去に高時川濁水問題の土砂発生源の1つとされ、森林法違反による滋賀県からの是正指導を受けた経緯があります。現在も当時造成された大規模な谷埋め盛土が残されており、この不安定な地盤の上に、さらに巨大な風力発電施設を建設することは、地域住民にとって計り知れない不安と危険をもたらします。

豪雨時の土砂流出、斜面の安定性、そして濁水の再発防止といった喫緊の課題に対し、通常以上の慎重な調査と安全対策が求められるのは当然のことです。しかし、過去に問題を引き起こした場所で、これほど大規模な開発を行うこと自体が、地域のリスクを大幅に高める行為であると言わざるを得ません。

地域住民が安心して暮らせる環境を確保するためには、科学的根拠に基づいた十分な検証はもちろんのこと、そもそも過去の負の遺産を抱えるこの場所での大規模開発、とりわけ風力発電施設の建設は、根本的に見直されるべきです。私たちは安全と環境への配慮が最優先されるべきであり、この場所での風力発電開発は、その原則に反すると考えます。

(冨士野)再生可能エネルギーの導入自体は重要な政策課題ですし、エネルギー需要が高まる一方で大規模災害に備え”エネルギーの地産地消化”を進める必要があると考えています。当事業は立地選定の妥当性・土砂災害リスク・水環境への影響について、住民や関係漁協・農業者への十分な説明と科学的な検証がなされないまま計画が進むことには懸念があります。 能登半島では、地震によって稼働中の風車の多くが破損・停止し、半数以上が復旧の見通しも立たないまま放置されている現状を、被災地支援を通じて実際にこの目で見ました。長浜市の計画地も土砂災害の履歴がある山林であり、同じ轍を踏まぬよう、立地の妥当性を含めた慎重な見直しと再検証を強く求めます。 さらに、発電した電力は域外に売電される計画で地元への電力供給・経済効果は限定的である一方、地域が負う環境・防災リスクは大きく、便益とリスクの均衡が取れているとは言えません。環境省・滋賀県知事からも事業計画の抜本的な見直しを求める意見が既に出されており、市としても慎重な立場で臨むべきと考えます。

(藤本)現計画はブナ林の破壊や、野鳥の生態系への影響、渡り鳥のバードストライクの危険性などの問題があり、計画は中止すべきと考えます。

(鋒山)再生可能エネルギーの必要性は重く見ています。が生活環境、安心の優先、かんきょうの変化、災害に対する不安を抱えながら暮らすストレス、こう言ったことのその上で、事業者へのコミットメントを求め、将来の安全性が担保できるのか等の判断材料となるデータ不足だと感じています。単に私の勉強不足であるのか、ただ言えることは「エネルギーの未来」と「地域の安全・環境」のどちらも軽視出来ません。

(村山)風力発電は、北部の繁栄には直結しないし、使ってしまえば、破壊した環境は元に戻りません。人間の都合で自然を破壊して作り出すエネルギーには賛同できません。

(四塚)滋賀県及び長浜市にとって経済、雇用、環境等へのメリットはほとんど無く失うものが多いように思います。時点の滋賀県においては、中止もしくは大幅な計画の見直しを伝え、長浜市議会では丁寧な住民説明を行うよう全会一致で決議し、相手の出方や回答を待っている状態と考えます。このことから現時点で判断できる状況ではないと考え保留させていただきます。今後に判断することにおいては、さらなる知識や相手の回答、現地情報等が必要であると考えます。

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