わたしたちのこと

はじまり

活動のはじまりは、2022年8月に起きた高時川源流域での豪雨でした。

この雨が降って以来、高時川は、1週間経っても、2週間経っても、濁り続けました。そして、1月も2月も濃い濁りは続き、その後も薄くなる日はあれど、澄み切った日はありません。なんと半年を過ぎたいま(2023年2月)でも、まだ濁りつづけるという異常事態です。

実際に、丹生川漁協と高時川漁協のアユ釣りは豪雨以降一日も開業ができず、姉川下流での昨秋のアユの産卵は例年より大幅に減少しました。農業への影響も懸念されています。

私たち住民有志は、豪雨の直後から、濁水の原因をさぐるため、川をさかのぼりました。その結果、高時川の水源域で約25年前に開発されたのちに廃業した「旧ベルク余呉スキー場跡」から大量の土砂が流出している光景を目の当たりにして、大きな衝撃を受けました。

いわばいま、高時川は、瀕死の重傷を負っています。いま何よりも優先して行うべきことは、深い傷の治療、すなわち源流域の土砂流出防止と森林の再生です。

まずはその事実を多くの方と共有したい、そして、この水源の森と高時川を、ひとびとの協力で再生したい、その思いで私たちは活動しています。

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